【就活・勉強】薬局実習・病院実習を最大限活用する方法

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薬学部は4回生終わりから5回生末にかけて薬局実習、病院実習がありますね。

「楽しみ!」「めんどくさい」「緊張する」「何も考えてない」

 

せっかくなので実習期間を「ただ過ごすだけ」「ただ業界のことを知るだけ」ではなく、就活や勉強にも生かしていきましょう!

 

就活に生かす方法

 

①他業界について聞くチャンス!

人数の多い薬局や病院に配属された場合、就活に生かすうえでとてもラッキーです。なぜなら、異なるバックグラウンドを持っている可能性が高いから!薬局で働いている人でもMRや病院、ドラッグストアでの経験があるかもしれません。そういった人に業界のことを聞いてみるのです。

実習生に自分の会社のネガティブなことを話すのは気が引けます。しかし、前の業界のことであれば本音で語ってくれる方も多い!ですから、「ドラッグストアって未病の患者さんも結構相談に来てくれるんですか?」「病院の夜勤ってやっぱりさびしいですか?」のように相手が話しやすいところから攻めていきましょう。

 

仲良くなれば皆さんが知りたいと思っていることが聞き放題!薬剤師にこれだけ質問できる時間というのは稀ですので、しっかり生かしましょう!地域によっては他の実習生と交流する機会もあります。連絡先を交換してお互いに情報交換することだって可能です。(実習先で知り合った友達が行ってた薬局の雰囲気が良かったのでインターンシップに参加したらとても良くてそのまま入社を決めました。みたいなパターンも結構あります。)

 

 

②実習中はここに注目!

実習中は普段見ることができないものが見れたりします。せっかくなので見ておくべきポイントをいくつかご紹介。

  • 勤務シフト→どのように休日や振休、有給が使われているかなどがわかります。
  • 電子レセコン→先輩が書いている内容を見たり、+αの機能について見ておきましょう。他社と比較するときの指標となります。
  • 薬局長→薬局長の雰囲気≒店舗の雰囲気です。雰囲気のいい会社で働きたい人はまずこのことを理解しておきましょう。
  • 会社パンフレット→薬局長や管理職の人に「会社のパンフレットって見れますか?」って聞いてみましょう。そして、そこに書かれている福利厚生が実際に使われているか?という視点で観察するとより深くその会社を理解することができます。(福利厚生があるかどうかが大事ではないんです。それが使われているかどうかなんです。)

 

 

③百聞は一見に如かず…百考は一行に如かず…

見る<考える<行動する<成果を出す<幸せになる<誰かの役に立つ

この諺(ことわざ)の解説は他サイトに譲ります。とりあえず、せっかくの実習期間中なので積極的にチャレンジしてみよう!ということです。

  • 処方箋受付
  • 新患アンケート
  • 在宅同行
  • 小児患者への投薬
  • 勉強会への参加
  • 他店舗への分譲依頼
  • 疑義紹介
  • 不動在庫の管理
  • その他、普段経験できなさそうなこと

 

自分から「これやってみたいです!」と発する→挑戦してみる→失敗したり貴重な経験ができる→何かを学ぶ→履歴書のエピソードができる。

この視点、めちゃくちゃ大事です。今まで何も頑張ってなかったからどうしよう…って思っているなら今です。ここで頑張るしかありません。「誰かに言われてやりました」じゃダメ。「勇気を振り絞って一歩を踏み出しました」が大事。

ね?就活で生かせそうでしょ?

 

勉強に生かす方法

 

「今までは机の前で学んでいただけですが、それが繋がって患者さんにどう貢献していけるかとうことがわかりました。」「実際に患者さんを前にして知識不足を感じ、もっと勉強しようと思いました。」

多くの方はこのように感じます。めちゃくちゃ素晴らしいし、実習冥利ですよね。

 

①準備期間があれば最高

「ノルバスクがアムロジピンとわからず、アムロジピンがCa拮抗薬とわからず、Ca拮抗薬が血圧降下剤であるかどうか曖昧…」こんな薬学生だと実習に行っても意味がありません。(実習先の先生方、ご迷惑をおかけしました…。)

薬局では慢性疾患の対応が主です。せめて代表的な胃薬や血糖降下剤、降圧剤、気管支拡張剤、抗がん剤…などは頭に入れておきましょう。

 

勉強は「忘れる→思い出す→忘れる→思い出す→…→定着する」これが基本です。ですから、実習が始める前から「忘れる↔思い出す」を繰り返しておきましょう。これをしておくかどうかで実習の充実度、知識の定着度が変わります。実習前の2週間でOKです。サイアク1週間でもいいです。実習前に騙されたと思って勉強しておいてください!絶対後悔はしません!!

 

②実際にこういう本を使うべき

薬剤師になるためには卒業試験と国家試験が待ち構えていますね。アムロジピンがCa拮抗薬とわからなかった管理人もなんとか合格できました。でも、今思えば実習期間をうまく活用すべきだったなって…

 

薬学生に話題のこの本知っていますか?

薬単です。

これ、めちゃくちゃ効率が良い!

  • 国試に出る薬の勉強が効率的にできる
  • 国試対策にもなるので実習が楽しくなる
  • 勉強をすれば実習がより充実する
  • 国試勉強中も実習を思い出せる
  • 実習と薬を関連付けて覚えるので定着しやすい

Amazonで2,530円。過去問10年分と関連付けて執筆されており、赤文字はシートで消えるようになっています。(赤シート別売り)赤文字の勉強をするだけでも国試の点数が数点は上がるはず!元薬ゼミ講師が執筆しているというのも良い。信頼感が増しますよね。今日の治療薬も大事です。添付文書も大事です。でも、国家試験に受からないと薬剤師にはなれないんです。ここでの投資は価値があると思います。

1年浪人→500万円ほど生涯賃金が減る+予備校代100万円かかる

2,530円なんて、薬剤師になれれば一瞬で回収できますからね。1時間働くだけです。というか、国家試験に受かった時点で回収が完了してます。

 

実務実習を勉強(国家試験対策)にも生かせそうではありませんか?というか、生かさないと損ですよ。

 

人生に生かす方法

 

薬学部で6年間、仲のいい友達だけと過ごしているあなた。

最近、自分より年上の人と話しましたか?親族以外の人生の先輩と接していますか?

 

①人生について学べる

実習中は閉鎖された空間で見知らぬ人生の先輩と長い時間を過ごします。こんなチャンスなかなかありません。

その先輩が得意なことや好きなことを聞いてみましょう。(質問してみましょう。)

もちろん「へ~。」「ふ~ん。」で終わってしまっては勿体ない。ここで聞くべきなのは「なぜ・どうして」です。「なぜ、それを始めたのですか?」「どのように学んでいったのですか?」「どうしてAではなくBを選んだのですか?」本質に近い質問をすれば、相手もきちんと価値のある解答をしてくれます。そうすることで「なるほど。そんな考え方があるのか。」「自分の知らない世界だ」と視野を広げることが可能です。

実は、薬剤師にとって大切なスキルを学ぶ時間にもなります。

 

②コミュニケーションの練習

薬剤師は老若男女から様々な情報を聞き出さなければなりません。にもかかわらず、コミュニケーション下手な人が多いように感じる。それはなぜか?

今まで幅広い年代、幅広い考えの人と接してこなかったから。これに尽きると思います。

いきなりコミュニケーションは上達しません。でも、誰でも伸ばせます。「話が続かない。」「話を続けるのが苦手」な人は「5W1H」だけ意識しておけばOKです。

たとえば、先輩薬剤師から「昨日焼きそば食べたんだよ。」って言われたとします。ここから10分間雑談することがあなたにはできますか?しかも親しくない年配薬剤師と(笑)

 

  • どうして焼きそばを食べようと思ったんですか?(why)
  • 余ってたんだよね。
  • 何焼きそばを食べたんですか?(what)
  • 塩。
  • インスタントですか?(which)
  • そう。
  • 自分でインスタント焼きそば作る時って具材を入れたりしますか?(how)
  • 面倒だからしない。
  • 一人で食べてたんですか?(who)
  • そう。
  • いつも一人?(when)
  • そう。

 

ふざけんな。と突っ込みたくなる返しをしてくる先輩薬剤師を用意してみました。が、しかし、最低これぐらいの会話はできるはずです。

 

  • 好きなインスタント焼きそばってありますか?
  • 私はUFOのめんたいパスタが好きなんですけど、食べたことありますか?
  • 好きな食べ物ってなんですか?→うどん
  • おいしいうどん屋さんってご存知ですか?

みたいな感じで関連キーワードでつなげていければOKです。

 

患者さんと変な間を作らないためにいつでも質問ができる訓練をしておいて損はないでしょう。(※もちろん、傾聴の時間も必要)

 

実習と一言で言っても、「意識」をするだけで結果は大きく変わってきます。全部をやろうとしなくてもOKです。ただ、何も考えずに実習に参加するのはやめておきましょう。目的意識を持って実務実習に参加する。生かすも殺すもあなた次第です。

 

まとめ

 

1.積極的に行動して貴重な経験を積むとともに履歴書に記載できるエピソードを作る

2.実習前に少し勉強しておき、実習中は薬単で国試対策も同時に進める。

3.コミュニケーションスキルを磨きつつ人生について学ぶ。

 

以上のことに加え、自分が克服したい事、チャレンジしてみたい事などを考えておきましょう。「意識」して実習に臨む。実習を最大限生かし、充実した22週間を過ごしてくださいね!

 

 

定価:2,530円

ページ数:448ページ

出題頻度が 「0~4回」「5~9回」「10回以上」でマークがついているのも良い。

サイズはポケットサイズなので実習での持ち込みも可能(17.4 x 10.6 x 2.2 cm)

詳細は画像を押せば見れます。クリック後、下の方に行けば一部中身も見れます。

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